スピッツ「紫の夜を越えて」の歌詞について

皆さま、こんにちは。
さざなみです。

スピッツが好きで、
YouTubeやブログを趣味でやらせていただいているただの一般の者ですが、
今回もブログをご覧にお越しいただき、ありがとうございます。

さて、前回までのブログ記事にて、
あくまで変わり者の私の一個人の思いではありますが、
自分自身の「仕事や人生のこと」において、背中を押してくれた、
そんな「私にとっての大切なスピッツの曲」として、
「漣」
「猫ちぐら」
「紫の夜を越えて」

を挙げさせていただき、
「漣」「猫ちぐら」の歌詞について、自分なりの(あくまで勝手な)解釈を書かせていただきました。

今回は、「紫の夜を越えて」について、
私が、どのように「歌詞」と「自身の状況や思い」を照らし合わせて、
この曲を聴いていたかについて、書かせていただきたいと思います。


【「紫の夜を越えて」の歌詞について】

コロナ禍が始まって間もない2020年6月に、スピッツから私たちへ「猫ちぐら」という曲が届き、
そして、その約9ヶ月後の2021年3月、まだまだコロナ禍が続いている状況の中、「紫の夜を越えて」という曲が届きました。
(正確には、2021年1月から、「NEWS23エンディングテーマ曲」として、曲の一部を聴くことはできていました。)

歌詞については、明らかに、コロナ禍の状況(行動自粛、自宅待機、等)と照らし合わせることのできる言葉などが散りばめられているようにも思えます(「画面の向こうの快楽」「匂いのない正義」「少し動くのも恐れてた日々」など?)。

ですが、「猫ちぐら」の歌詞解釈の際にも書かせていただいたことと同様になるのですが、私にとっては、そのコロナが始まって、ガラッと変わってしまった世の中・社会などに対する思いを100%乗せながら、この曲・詞を聴いていたわけではありませんでした(多少はそのことにも思いを馳せてはおりましたが)。

その当時の私は、「猫ちぐら」を聴いていた時と同様ですが、単純にコロナに対して何かを思う余裕すらないほどに、ただただ毎日の仕事をこなすことのみに必死で、辛い長時間労働の日々で、そして職場での人間関係も悪化しており、なんとかここではない自分らしく生きられる場所を探したい…、そんなことを思い続けていた時期でした。

スピッツ、そして草野正宗さんが、この曲・歌詞に込めた思いというものは、いつもどおり私なんぞには分かりませんが、私が勝手に、そして自然にこの曲・歌詞に自分自身を照らし合わせた解釈の概要は…。

「始めてみたばかりのYouTube投稿。まだ少ししか視聴してもらえていないけど、ありがたいことに、たまに優しいコメントをいただけたりする。現実世界では、職場の人間関係がうまくいっていなくて、ヒトという生き物なんて、意地悪で嫉妬深い人だらけ…なんて思っていたけど。でも前に、とある私の友人が言っていたように、優しい心の人たちがいる美しい世界、というのはもしかしたらあるのかもしれない、と少しだけ思えてきた。今の自分の現実世界(会社に従って給与を得る会社員)が向いていないならば…本当に好きなことだけを頑張って、誰かに従わずに生活費を得られるようになるために、今の仕事を続けながらも、自分の空いた時間で色々なことにチャレンジし続けてみよう(音楽作成、動画作成、ブログなど)。そして、優しい心の人たちだけと接することのできる小さな自分の世界を、つくれたらいいなぁ。」

このような決意を後押ししてくれるものでした。

それでは、歌詞につきまして…。


君が話してた 美しい惑星は

この頃僕もイメージできるのさ 本当にあるのかも

私の今の職場…。人間関係がどんどん悪化していて、もう、ヒトという生き物なんて、陰で他人の悪口ばかり言っている意地悪で嫉妬深い人だらけ…そう思っている。そんな風に諦めている。そんな世界で、自分も染まりながら、なんとかうまく生きていかなくてはならないのだろうか…。

少し前に始めてみたYouTubeへの動画投稿。たまにだけど、優しいコメントをもらえたりするようになってきた。自分と同じような性格の人・共感してくれる人も、ほんの少しはいるのかなぁ…。

少し前に、別の会社で働くある友人が言っていたこと。
「私は本当に周りの人に恵まれていると思う。上司・先輩・同僚・取引相手の人たち…。みんなが、色々な場面でいつも私のことを助けてくれる。」
その友人は、私と違って、とにかくいつも「行動」をしている人。とにかく人に会ったり、セミナーなるものに積極的に参加したり…。
そして、いつもキラキラと生き生きとしている人だった。

私は、勇気を出して自分や環境を変えるために「行動」を全然起こしてこなかった人間。
そのくせ、そういえば私はその友人のことを、
「たまたま運がいいだけ。ラッキーでいい職場に今いるだけ。もしくは、自分が本当は陰で色々と言われていることに気づいていないだけなんじゃないかな?」
「自己啓発のセミナーとか…きっと自己満足なだけで、本当の効果なんてないはず。」
そんな風に心の中で思ってしまっていた…。

全然違う種類の「行動」かもしれないけど…
私も、YouTubeで自分の心から好きなこと、本当の気持ち、みたいなものを表現し始めてから…
自分と同じような気持ちを持った人たちがいるかもしれない、
自分が一生懸命表現したものに対して、共感してくれる人たちがいるかもしれない、
そんな…優しい心の人たちだけで集まれるような…
そんな…「私は周りの人たちに恵まれている」とあの子が話していた、あの子が見ていたそういう世界を…
自分が変われば、私にも見ることができるのかもしれない…。

そんな風に、本気でこの頃思えるようになってきたんだ。


いつも寂しがり 時に消えたがり

画面の向こうの快楽 匂いのない正義 その先に

本当は寂しがり屋で、誰かに構ってほしい自分。
傷つきやすくて、人から嫌なことを言われたりされたりするとすぐに消えたくなる自分。
そんな自分は、憂鬱な気分のときは、部屋で一人こもって、スマホで好きなYouTubeとか、楽しいものを見ているだけ。
そして、SNS上で、今日も誰かが誰かの揚げ足をとって、重箱の隅をつつくように誰かを叩いているのを見て、やっぱり人間って嫌なヒトたちばかりだなぁ、ってまた憂鬱な気分になったり。

思えばこんなことの繰り返しの日々で…、何も「行動」していない自分。
自分が本当に情熱を持てることに対して、勇気を出して本気で「行動」をしてこなかった自分。
何か新しいことを始めてこなかった自分。


紫の夜を越えていこう いくつもの光の粒

僕らも小さな ひとつずつ

こんな気持ちで一人、夜を過ごしている同じような人たちがたくさんいる。
それでもみんな、これから何か輝ける可能性を秘めた光の粒なんだ。
結果はやってみなきゃ分からない、恐れずに自分の本当に好きなことに賭けて、行動を始めてみよう。暗い夜が続いていた自分の人生だけど…夜明けを目指して。
「俺たちスピッツもバンドを始めたとき、同じ気持ちだったよ。」って、スピッツが言ってくれている気がする…。



なぐさめで崩れるほどの ギリギリをくぐり抜けて

一緒にいて欲しい ありがちで特別な夜

自分の心から好きではない仕事・人間関係だったけど、自分なりに誠実に向き合ってここまでやってきたつもりではある…。
どんなに他人から嫌がらせを受けようとも、投げ出してはいけないと思い、やってきた。
誰かに悩みを打ち明けて、慰めてもらったとき、心の糸が切れて泣き崩れてしまったことも何度かある。そんな精神状態でなんとか続けてきたけど…、もう本当に、勇気を出して、心から好きなことにすべての情熱を注いで生きていこう、そのために「行動」を続けよう、そんな決意をこの曲からもらった。

とある夜に、何か曲を聴いて、ふとやる気が出てくる。
そんなのよくあることで、一過性のものだと、他人は言うかもしれないけれど…、
スピッツは、「ありがちだけど、今のこの気持ち・決意、この瞬間は…君の人生を変える特別な夜だね…。」と、そう言ってくれている、私のことを理解して見守ってくれている、そんな気が勝手にしている…。


溶けた望みとか 敗けの記憶とか

傷は消せないが 続いていくなら 起き上がり

解釈も何もありません。
すべて歌詞のとおり…そのままです。

叶わなかった望み、挫折、本当にたくさん味わってきた。
心の底から、その痛み・悲しみを忘れることなんてできないけど、でも私の人生は続いていく。
だったら、出来ることは一つ。
今、もう一度起き上がって…、行動して…、挑戦してみること。



紫の夜を越えていこう 捨てた方がいいと言われた

メモリーズ 強く抱きしめて

一度だけ、親にも本気で相談をしたことがある。
自分の本当にやりたいこと…。
でも、私の両親は言った…。
「夢を見てはいけない」と。
「大人になったのだから、そんな気持ちは捨てなくてはいけない」
「いっときの勢いの決断で人生を後悔してほしくない」と。

改めて、私は強く自分に誓いたいと思う。
子どもの頃に感じた「これが本気で好きだ」という気持ち・感覚。
「スピッツの曲が好きで、自分も何かそういう世界を表現したい。作ってみたい。」という、あの純粋な気持ち。
「私が人生でやりたいことは、結局これだけなんだ…」という、心の奥底の本当の気持ち。

この感覚・気持ちが、生きていく上での「すべて」のはず。
もう、誰に「忘れろ、捨てろ、大人になれ」と言われようとも、やっぱり一度きりの人生…。
自分は自分を信じ抜くしかないと思うんだ。


従わず 得られるならば 砂の風に逆らい

再び生まれたい ありがちで特別な夜

会社に従って給与をもらう会社員ではなく、自分の本当にやりたいことに自分のすべての情熱を捧げて生活費を得られるようになれるのであれば…
どんな困難にも立ち向かい、諦めずに行動し続けようと思う。
今までとは全く違う自分に生まれ変わる、そんな決意を…今夜私はしたんだ。


袖をはばたかせ あの惑星に届け

その、自分の好きなことのために突き進み、どんな困難にも立ち向かった先の、自分の未来に…

自分がこの頃イメージでき始めた、
「自分と同じような気持ちを持った人たちがいるかもしれない」
「自分が一生懸命表現したものに対して、共感してくれる人たちがいるかもしれない」
そんな人たちと出会える世界を…、未来を…、必ず見てみたい…。


少し動くのも 恐れてた日々 突き破り

「やっぱり自分には出来なかった」っていう現実を突きつけられるのが怖くてなのか…
「時間がない」ということを言い訳にしてなのか…
やってみたいと思いながらも、動画作成とか、音楽作成とか、新しいスキル習得の行動に踏み出せなかった日々…。

今のこの決意を胸に…
もう、そんな日々は、繰り返さないと決めたんだ。


一緒にいて欲しい 遠くまで 潤み始めた目を開いて

紫色の夜を越えて

もう何度もこの曲を聴いて…涙を流してきた。
でも今はもう、強い「勇気」と「決意」を、スピッツのこの曲から何度ももらった。

もう…涙が出そうな気持ちをこらえて、今はこの曲を止めて…
目を開いて前だけを見て…、自分が今やると決めた行動を起こそう。

さんざん悩みに悩んだ。
あとは、夜明けが近づいている…あの紫色の夜の向こう側だけを思い描いて、自分を信じて一歩ずつ歩いて行こう…。






今回も長々とすみません。
こんな私なんかの個人的な文章、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今までの記事で書かせていただいたこと同様、
絶対に正解ではないと思いますが、
あくまで変わり者の私が、勝手に自分自身の状況・気持ちを照らし合わせて解釈したものです。

誰かに迷惑をかけなければ…
自分の心の中で、勝手に解釈して、勝手に勇気が出たり、勝手に涙が出たり…したもん勝ちだと思っています。

上記のような思い・決意をもとに、
「紫の夜を越えて」を、”可愛い楽器でカバー”と題して、
動画を作成させていただきました。

もし宜しければ、
ご覧いただけますと幸いです。



記事を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

心よりお礼申し上げます。

2023年2月
さざなみ

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